ボードのサイズを決める|エフェクターボード自作vol.2

ボードのサイズを決定する

「市販のエフェクターボードが気に食わない!ならば自分で作ってしまおう!!」と、エフェクターボードを木で作ることを決めました。

木で作るメリットは、加工が簡単なこと
サイズの調整もできるし、色の変更も簡単、穴あけやエフェクター固定も百均にある道具で出来てしまう。
また、木自体も安価で手に入ることが大きい。失敗したり、損傷しても以前作っていたものを再現しやすい。

流石に「木が生産終了になった」という自体は考えられないしね(^^;

目次

エフェクターボードを入れるケース

今回制作するエフェクターボードは、既に販売されているエフェクターケースにボードを入れるタイプになります。

このエフェクターケースは随分昔に買ったもの。多分GT-10も入るくらい大きなものだと思います。

一般的に、ベーシストはギタリストよりもエフェクターが少なめと思われているみたいですが、ビリー・シーンのシグネイチャードライブを使うと、クリーンとドライブにそれぞれセンド/リターンが入るため、どうしても必要なサイズが大きくなってしまうのが難点。
あとは、せっかく大きくなるんだったらコンパクトエフェクターで揃えようと考えてしまったことにより、今後コーラスやEQが増えることを考えて、結局このサイズで落ち着きました。

採寸

さて、入れたいエフェクターを一通りボードの中に置いてみて全てのエフェクターが入ることが確認されたので、いよいよ制作を開始していきます。
まず最初に行うのは「エフェクターボードの制作に必要なサイズの測定」
当たり前だけど、作ったのは良いけど入りませんでした~というオチは回避したい。

ケースの採寸

ケースの中にボードを入れるため、内寸を測る必要があります。
注意したいのが四隅の部分。ケースによってはカーブが付いているものもあるので、カーブが付いている場合は1cmくらい余裕を見ておくのが良さそうです。

また、必要はないけれども併せてケースの外寸も測定。
こうすることで採寸間違いがあれば気が付きやすいので、検算的な意味を込めて測っておきました。
「(外寸)>(内寸)」となるのは当たり前だし、「(外寸)ー(内寸)」がどうにも不自然な値ならば何かが間違っていることになるので、保険的な意味も込めて測っておきます。

今回採寸したサイズは以下の通り。

  • 外寸:幅71cm、奥行き32cm、高さ11cm
  • 内寸:幅69cm、奥行き30cm、高さ9cm

エフェクターの採寸

忘れがちだけど、エフェクターの高さも測っておきます

今回のボードは、ケースの中に木の板を敷き、更にその下に必要ならば滑り止めをつけたいので、一番高さのあるエフェクターも測っておかなければなりません
「同じBOSSのコンパクトで揃えている」などであれば特に困らないのですが、MXRのM80 BASS DI+やMarkbassのCompressoreなど高さがあるものを使用している場合はとても大事です。
また、実は自作エフェクターも好きでして、そのため、先々作るエフェクターのために、許容できる高さを控えておきたいところでもあります。

今回一番高さがあったものでMXRのBASS DI+と自作エフェクター軍団で5.7cmでした。

材料の厚さの確認

ケースと中に入れるエフェクターのサイズがわかったら、今度はDIYショップやホームセンター等木材の販売を行っているお店に行きます。
ケース内は「(高さ)=(ゴム足)+(板)+(エフェクター)」となるため、板とゴム足の厚さを確認しておきます。

木材の厚み

木材は数種類販売されており、今回は踏んでも曲がらなさそうな木を選びました。
厚さは1.9cmとのこと、思った以上に厚いですね。

ゴム足の確認

意外と選択肢が少ないゴム足。

できれば滑りにくいように接地面積が大きな物を取り付けたかったのですが、木の厚みを考えると意外と1mmが重要そうな気がしてきたので、今回は厚さ0.9cmの物をチョイス
これを板の四隅と中央に設置することで接地面積を増やして、同時に中央部分を踏みつけても曲がらないようにします。

サイズ決定

採寸したサイズを元に、DIYショップで購入する板の大きさを決めます。

基本的には内寸に合わせたサイズになりますが、ケースの端に丸みがある場合など考慮して若干余裕をもたせておくといいかと考えています。

初めて作ることもあり、失敗してやる気が無くなるほどに凹まないように(コレ重要)、丸みの部分はそれぞれ1cmの余裕を見て、今回は以下の仕様にします。

  • 内寸:幅69cm、奥行き30cm、高さ9cm
  • ボード:幅67cm、奥行き28cm、高さ1.9cm(板に依存)

一番気になっている部分としては「高さ」です。

ケースの内寸が9cm
それに対して、木の厚み1.9cm、ゴム足0.9cm、エフェクター5.7cmということで、足し合わせると8.5cmと非常にギリギリになってきます。
もちろん、入らないということがないように各数値を四捨五入しても入るように計算しますが、それでも2+1+6=9cmとジャストサイズ。。。
一応、ゴム足もネジ止めではなく接着剤で固定する方法であればもっとコンパクトに出来ますし、本当に最終的には板自体にヤスリをかけるという方法もあります(後者は労力を考えるとやりたくないけど)。

こうしたバックアッププランも考えてはいるものの、今のところ数字上十分に収納可能なので、今回はこれで作成していきます。

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